投稿者: 安藤拓郎 5 年, 6 ヶ月 前
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事業を進めていると
「何人の壁」とか「売上何円の壁」とか、よく言われていて
そんなキリ良く壁が登場する?と気にしていなかったのですが
社員50人を過ぎたあたりから
これまで見えていなかった大小の不協和音が浮上し始め
人事/組織について考え対応していく必要性を強く感じ始めました。
現時点でやるべき事として考えているのは
自分を含め既存メンバー全員の意識をなるべく同じ方向に束ねていく事と
今後入社するメンバーの採用概念の構築です。
これまでは
必要な職種にマッチした人の中から優秀そうな人を採用する
という非常に曖昧な基準で選んでいました。
しかし、実際には入社後、ポテンシャルを発揮しないまま退社してしまうケースが増え
今更ながら
優秀な人物でも会社にフィットしなければお互いに不幸だ!
という事に気がついたのです。
そこで、どんな採用概念で今後進めていくべきかと自分なりに考えた結果
・焦って採用しない
・いいカッコをしない
・会社の価値観とマッチした人材だけを採用する
の3つに従って進めたいと考えてます。
焦って採用しない
当たり前なのですが、今すぐ採用しないとA事業が回らない、といった状況にしないという事で、そのためには、急な退職者が出ても、ある程度バックアップが可能な組織にしておく必要があります。
いいカッコをしない
面接時によく見せる→入社→会社にフィットしない→退社
よりも
よく見せない(ありのまま伝える)→断られる
を潔く受け入れるという事です。
会社の価値観とマッチした人材だけを採用する
これはよく言われていることながら、自分的には今頃気づいたという感じです。
いろんなタイプが存在する組織って素晴らしい!
みたいな概念が個人的に強くあったのですが
これまでの経験で言うと、いろいろなタイプを束ねる様々なコストは、そのメリットをなかなか超えないと感じてます。
逆に初めから価値観のシンクロ率が高ければ、アンマッチな部分の対応に払われる労力が減る分、会社、個人ともに本来やりたいことに集中できるはずです。
いずれも入り口を狭める方向性のため、今後採用が難しくなるのは覚悟してますが
・優秀な人材の貴重な人生に余計な寄り道をさせない
・採用から退職までの少なくないコストを削減できる
がなされるのであれば、この概念で進む事には大いに意義があると思います。