主要な目的はどちらも
「現地銀行に赴き、簡単な質疑応答とサインをしてくる」
でした。
いまだに現地まで行って紙にボールペンでサインをする必要があることが意外でした。
マネーロンダリング防止等の理由なのだと思いますが、こういったハードルは多ければ多いほど
越えた後に参入障壁となると自分に言い聞かせて粛々を進めるようにしてます。

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当社では毎月一回、全社員が集まる(今はZoomで)会議「全社会」があります。
そこでトップバッターとして10分ほど話をするんだけど
どんな内容にするかはなかなか難しくて。
当社はいろんなバックグランドを持った社員が
様々な仕事をしているので
一部に寄った話をすると残りに伝わらないし
全体に通じそうな話は薄すぎて誰にも刺さらないし
まあ結局、えいやで決めるんですが。
以前、本屋で「校長入門」という本を見かけことがあって
超然としたイメージだった校長先生も身近に感じられ
全校集会のスピーチは毎回悩んでたのかなと今頃思ったりしてます。
新入社員が生まれた時には働き出していた、これまでの経験とか
絶え間なく読んできた本とかから
全員とは言わず、何人かに刺さる話を出来ればと思っています。
1年近く前ですが
というバラエティ番組に出させていただいて
今だに
「激レアさん、観ましたよー」
と言われることがあってTVの影響ってやっぱりすごいなと。
撮影当日は昼12時にTV局に入って、帰りは20時超えていて
事前の打ち合わせを含めると
出番15分だけのために
信じられないほどの多くの時間と多くの人々が動いていて。
何気に観るTVの1秒1秒の裏側に
「楽しませたい」
という膨大な労力が隠れているんだと
しみじみと思わされた経験でした。
その中で特にすごいと思ったのは、司会をされていたアナウンサーの弘中綾香さんで
自分は拘束時間のほとんどが待ち時間だったんだけど
彼女は一日中、リハーサルと本番を何回も繰り返していた。
しかも笑顔を絶やさず。すごい。
一見華やかに(だけ)見える人の、通常見えないかっこいい部分が見れてよかった。
また、よかったこととして会社、サービスの認知が上がったこと以外に
思いがけず公式に「激レアさん」だと認めてもらったことで
何か人と違ったことをする度に
「だって激レアさんだし」と開き直って行動できるのは
今後に活きる財産だと思ってます。
名前って大事だと思う。
「世界を虜に」というビジョンを掲げて
TORICO
という名前を付けたのですが
①世界に届いているか
②虜に出来ているか
はずーっと意識していて
(どっちも出来てない。。)
という反省を常に促される。
なので時々、結果が出たり、褒められても
浮かれることはなかった気がする。
自分の名前もそうで
人生を切り拓いているか
という問いを否応なく促されている。
この2つの名前は
本来怠惰な性格の自分が高みを目指そうとしている要因の一つだと思います。
株式会社TORICOの第16期、2021年3月期が終わろうとしています。
多くの人にとってそうだったと思うけど、特殊な1年だったなと。
普段だったら真っ向から考えない
「人生とは」「生き甲斐とは」
とか考えた。特に結論は出ないんだけど。
自分の人生はもう半分は過ぎてるんだろうということと
これからやりたいことの多さを考えると
・スピード
・実行力
・取捨選択
を極めていきたい。楽しみながら。
弊社、株式会社TORICOの2020年3月期が終わろうとしてます。
起業してから15回目の期末。
「もっと出来た」と毎回思ってきて今年も思っているが
少なくとも16期目の挑戦権を得る事は出来た。
4月から来期が始まる。
これまでにない不確定要素の大きい1年になるだろうけど
最上を目指して頑張ろう。
BTTF2
--「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」のワンシーン--
1985年、ビフ・タネンはゴミ箱から拾ったスポーツ年鑑を
タイムトラベルによって1955年の自分に手渡し
スポーツ賭博によって大金持ちになる。
こんな例に出さずとも
「未来の結果が分かる」は
あらゆる人間が憧れる能力の一つだと思う。
ビジネスでも完全に未来の結果が分かっていれば
100勝0敗が可能だ。
この「未来の結果が分かる」は現実的かどうか。
これは、非現実的な前提の上で現実的であり
「未来の結果を決定する全ての情報を把握している」という状態を作り出せれば可能と言えるでしょう。
1着になる馬を確実に当てる方法
例えば、競馬新聞には予想をサポートする様々な情報が載っていますが
1着になる馬を確実に当てるためには情報が全く足りていないため
当たったり外れたりする訳です。
(宝くじは情報が足りないどころか当たるための事前情報が存在しない)
競馬新聞に載っている情報に加え
・全出走馬の生物学的な情報
・全騎手の生物学的な情報
・大気の状況(温度/湿度/気圧/風速/風向等)
・馬場の状態(芝の種類/含水率等)
・
・
・
・
・
等々、結果を決定する無数の情報が全て手に入れば確実に1着を当てることができるはず。
が、神でもない限り、細胞レベルの情報などは事前に入手しようがないので
結局、人間は確実に未来を当てることはできていない訳です。
出来るだけ確率を高めた決断+行動
しかし、その対抗策として、神の持つ完全な情報を100とした場合に
自分の持っている情報「0.1」を0.11に、0.12に、と増やしていくことで
その確率を上げることはできるはずです。
自分が未来に対して何らかの決断をする際には
出来るだけ「神の持つ情報量」に近づくことが
正解を引き当てる可能性を高めることにつながる。
自分の属するエリア以外についても
どれだけアンテナ高く情報を収集できるかが次の一手の成否に大きく影響する。
あとは出来るだけ確率を高めた決断を躊躇なく実践できるかどうか。
競馬も馬券を買わなければ何も起こらないし
ビフが(一時的とはいえ)大金持ちになったのは、その類まれな行動力があってこそだ。
何かを「身近に」することは、企業の役割として大変重要で
トヨタは自動車を身近に
マクドナルドはハンバーガーを身近に
セブンイレブンは夜間の買い物を身近に
したようにTORICOは何を身近に出来るだろうと日々考えています。
漫画全巻ドットコム
というサイトは「漫画を全巻まとめて買う」というややニッチな行動を
身近に出来た例だと思います。
先月、大阪谷町六丁目にイベントスペース「大阪谷六虜」をオープンしたのですが
これは「イベントを身近に」の一端です。
働き方改革など大きな流れとして
日本人の余暇時間はどんどん増えていく
と思います。
その増えた余暇時間にワクワクするようなイベントを挟み込めるような
イベントスペースが全国各地にあって
直前の予約(もしくは予約なし)でさっとイベントを楽しめるような
未来を考えています。
今、我々は、東京飯田橋、池袋、大阪谷六と3つの拠点しかないのですが
これが100拠点あると世界が少し変わるんじゃないかと。
飯田橋:会社が入っているビルの1階
池袋:地下にある元ライブハウス
谷六:住宅街にある古民家一棟
とバラバラなのは100店舗を採算性を加味して積み上げていくためには
いろんな形で収益を上げるパターンをノウハウとして持つ必要があると思うからです。
100店舗を大都市のみに集中させるのではなく
全国津々浦々(海外も含む)に分散するとなると
画一的ではない、その土地にあったイベントスペースをデザインする必要があり
今はその準備段階だと思っています。
大阪谷六店が開店した、その日の新大阪東京間の新幹線でこの文章を書き始めていますが
かなりぐったりしていて、1店舗作るカロリーは相当高いなぁと感じています。
そこでの100店舗は中々のチャレンジだと思いますが
近未来のニーズ、自分の楽観性、自分以外のスタッフの有能さを信じて
進めていきたいと思います。
この度、株式会社TORICOのミッションは
世界に「楽しみ」を増やす
に決定しました。
弊社は今期15年目に突入するのですが
これまで企業理念とかミッションとか
掲げずに来ました。
あった方が良いのかな
くらいの認識はあったのですが、一方で
無くたって何となく伝わるんじゃないか
という思いもあり、今に至ります。
ここにきて
会社のミッション=使命
を策定しようと思ったのは
会社の規模が徐々に大きくなり
提供するサービスが増えていく中で
何のためにこの会社があるのか?
を自分自身思い返したかったし、従業員(社員&アルバイト)にも
何のためにこの会社で働くのか?
の方向性を示したかったというのが理由です。
そして、「ミッションを掲げる」を直近のミッションとして考え始めたのですが
こういった作業は最高に苦手で、ぼんやり考えても全く浮かびません。
で、ミッションを考えるというより
自分が起業時に埋めたタイムカプセルを掘り起こして
中に入ってる殴り書きのメモ帳を解読する作業というイメージで進めました。
この会社はスニーカーを作る会社として立ち上げたので
スニーカーを届けるのは勿論ですが
買ったスニーカーを次の日履けるワクワク感
を届けたいと漠然と考えていました。
詳しく言うと
自分が小学生の頃、急に
アディダスのスニーカーしか履きたくない!(ナイキとアシックスまではOK)
と言い出した時期があって
他社製と比べると高かったのですが、何とか頼み込んで買ってもらい
翌日、学校に履いていく自分を思いながら
家の中でスニーカーを履き、歩き回っていたワクワク感を何故か今だに覚えていて
こういう希望に満ちた幸せな時間を、自分たちが提供できたらって素晴らしいよな
って思っていたのです。
結局、弊社のスニーカー時代にはこの「ワクワク感」は全然届けられなかったけど
今なら出来るんじゃないかと。
未来にワクワクする事=楽しみが自分を待っている状態
を世界中にばらまくイメージ。
それを分かりやすく文字にしたのが
世界に「楽しみ」を増やす
というミッションです。
こだわりとしては
「楽しさ」ではなく「楽しみ」であるというところです。
辞書的な意味としては
・楽しさ=心が明るく満ち足りる様子
・楽しみ=たのしいであろうと心待ちにすること
となっていて
「今楽しい」よりは
「明日が楽しみ」とか「今週末楽しみ」を増やしたいと思っています。
それは
「毎日大変だけど、週末にはあの漫画全巻が俺を待ってるから頑張ろう!」
のような、(大袈裟に言えば)人の人生にポジティブに関われたら最高に素敵だ
という想いを込めています。
事業を進めていると
「何人の壁」とか「売上何円の壁」とか、よく言われていて
そんなキリ良く壁が登場する?と気にしていなかったのですが
社員50人を過ぎたあたりから
これまで見えていなかった大小の不協和音が浮上し始め
人事/組織について考え対応していく必要性を強く感じ始めました。
現時点でやるべき事として考えているのは
自分を含め既存メンバー全員の意識をなるべく同じ方向に束ねていく事と
今後入社するメンバーの採用概念の構築です。
これまでは
必要な職種にマッチした人の中から優秀そうな人を採用する
という非常に曖昧な基準で選んでいました。
しかし、実際には入社後、ポテンシャルを発揮しないまま退社してしまうケースが増え
今更ながら
優秀な人物でも会社にフィットしなければお互いに不幸だ!
という事に気がついたのです。
そこで、どんな採用概念で今後進めていくべきかと自分なりに考えた結果
・焦って採用しない
・いいカッコをしない
・会社の価値観とマッチした人材だけを採用する
の3つに従って進めたいと考えてます。
焦って採用しない
当たり前なのですが、今すぐ採用しないとA事業が回らない、といった状況にしないという事で、そのためには、急な退職者が出ても、ある程度バックアップが可能な組織にしておく必要があります。
いいカッコをしない
面接時によく見せる→入社→会社にフィットしない→退社
よりも
よく見せない(ありのまま伝える)→断られる
を潔く受け入れるという事です。
会社の価値観とマッチした人材だけを採用する
これはよく言われていることながら、自分的には今頃気づいたという感じです。
いろんなタイプが存在する組織って素晴らしい!
みたいな概念が個人的に強くあったのですが
これまでの経験で言うと、いろいろなタイプを束ねる様々なコストは、そのメリットをなかなか超えないと感じてます。
逆に初めから価値観のシンクロ率が高ければ、アンマッチな部分の対応に払われる労力が減る分、会社、個人ともに本来やりたいことに集中できるはずです。
いずれも入り口を狭める方向性のため、今後採用が難しくなるのは覚悟してますが
・優秀な人材の貴重な人生に余計な寄り道をさせない
・採用から退職までの少なくないコストを削減できる
がなされるのであれば、この概念で進む事には大いに意義があると思います。
—
片言:幼児や外国人などの不完全でたどたどしいものの言いかた。
—
取引先との食事会にて
「最初会った時、すごい片言だったよね!」
と言わたことがあって
(片言て!)
って思ったんだけど、最終的には
「でも一生懸命話してたから応援しようと思った」
という話だった。
「すごい片言」って「流暢なおしゃべり」より刺さる可能性がある。
短所は長所になりえる。
「鏡に向かって謝れ!」
って先生に怒られたことがあって。
朝、遅刻して「すいません!」って先生に向かって言ったところ
「鏡に向かって謝れ!」
と。
つまり
遅刻という行為によって自分の価値を下げているのだから謝るとすれば自分自身にだろう
ということ。(って意味だと少しして気づいた)
10秒くらいのやりとりだったんだろうけど
いまだに思い出す。